喪女、三十路になる
吾輩は喪女である。
名前はちゅん坊である。
彼氏など、この人生においてできたことがない、典型的なダメ女である。
痛々しい自己紹介から始まったが、まず自分のことについて皆様にご説明したい。
喪女とは、所謂ところのヲタク用語で、彼氏もおらず、リア充的な活動を未だかつて人生の中でしたこともない奥手な女性が、常に喪に服しているかのような己を自虐して呼ぶ呼称である。
つまり、人生においてモテたことがない。
学生時代、キャッキャうふふとキラキラ輝いている恋愛に青春を捧げた方々もいると思うが、喪女にはそれがないのである。
大抵その頃何をしていたかといえば、中二病を患っていた。
自分は男なんて眼中にないぜ、とクールに斜に構えていたのである。
そうして、漫画やアニメーションのキャラクターに夢中になり、花の十代を二次元キャラクターに捧げていた。
当時流行していた、るろうに剣心の斎藤様にぞっこんフォーリンラブだったのである。
そんな喪女の傍らでは同学年の少女らは、きゃっきゃうふふと青春を繰り広げていたのだ。
しかし十代を斎藤様にささげ、二十代の大学生時代、喪女は対して焦りもなかった。
なぜならば私には、自信があった。
人生は少女漫画のごとく、ある日突然のトキメキトゥナイト!素敵な殿方が現れて、きゃっ・・・もしかしてあの人私のことがすきなの??やだどうしよう ドキドキ!
な展開がいつか己の身にもふりかかってくると思っていたからだ。
が、待てども、暮らせども、そのような劇的な出会いがおこるはずもなく、気が付けば三十路になっていた。
そう、気が付けば
三十路になっていた!!!!
そういうわけで、受身すぎる生き方は何も生み出さないことに今更ながら気がついたのだ。
このブログは、非モテ女子が三十路になったことに気がついた瞬間に
頭パーンして、色々なことに挑戦していく、その戦いの軌跡を残して行くために設立されたものである。
みなさんどうぞヨロシク